当時、家には裁判所からの手紙が山ほど届くようになった。
○月△日に調停を行いますので裁判所へ来てください。という通知が毎日のように来ていた。当然裁判所へ行くはずもなく、調停が開催されなければ判決も出ないといった日々が続いた。
この辺で初めて090金融、俗に言う闇金に手をつけ始めた。
某マンガのようにトイチのような甘いものではなく、3万円借りた場合の利息は1週間で7,000円であった。(1日1,000円の利息ね。)ちなみに利息は最初に引かれてしまうので、30,000円借りたとはいえ、手元に入ってくるのは利息が差し引かれた23,000円だけ。
仕組みとしては、「実質23,000円を借り1週間後に30,000円を返すか、返済日に利息分である7,000円を支払って、さらに1週間返済期限を延ばすか(返済するのは30,000円)」といったものであった。
交渉した上で給料日が10日後なので、20,000借りて30,000返しにして欲しいとお願いするとその条件で受けてくれた。
毎月給料日前には闇金に頼る日々が続いた。